英語脳って何？

「英語脳」という言葉をよく聞くようになりました。
それで、何か特別な能力を手に入れないと英語を話せないと
思われる方が多いようなので、これについて書いてみたいと思います。

「英語脳を作る」とは、
「英語で話すときには英語だけを使えるようにする」ということです。
私は通訳のお仕事をさせていただいていますが、バイリンガルになる訓練をしても、
脳の中に英語で考える部分が、新たに作られるわけではありません。

脳の回路は１つです。
そうでないと怖いです。

ではどうやって英語を話せるようになるかというと、
方言の強い方と話すときに、
○○ってどういう意味ですか？ と聞き返しているうちに、
相手の言っていることが段々わかるようになってくるのと、
感覚的にはとても近いものがあります。

例えば「どうしてなの」⇔「なんでやねん」ですね。

言いたい「内容」を表わす「表現法」を増やすだけです。

それでゴチャゴチャにならないか、という点については、
意識しなくても自然に選ばれるので心配はいりません。

実家に帰って両親の顔を見ると方言が出るのと同じように、
アメリカ人の顔を見ると英語が出てくるようになります。

日本語で、出身地や地元の言葉と標準語とを使い分けていらっしゃる方は、
その方法で、英語にも簡単に切り替えられるようになります。
要は、実際に「切り替える練習」をするだけということですね。

頭を英語に切り替える練習法

この「練習」をするのに効果的なのは、まず
自分が言いたい内容と、それを英語で言っている音声のセットを手に入れることです。

それも、頭の中で内容と英語表現とを結びつけるために、
日本語 → 英語の順で、短い文で、
自分が聞き取れる速さで話されているものでないと、
効果はあまり期待できません。

それを手に入れたら、日本語を聞いているときに、
その内容を頭の中でイメージに置き換えます。
たとえばレストランで○○を注文しようとしているところを思い浮かべます。
次に、そのイメージを思い浮かべたまま、英語を聞き、
マネして英語を話す練習をします。

この練習を続けていくと、
言いたいことが思い浮かぶとすぐ日本語を話せるのと同じように、
言いたいことが思い浮かぶと直接、英語で話せるようになります。

英語を話すには

あなたは今まで日本語で生活をしてきて、イメージや感覚や感情と結びついた、
日本語という言語システムを、すでにお持ちです。

今ある日本語のシステムの「上に」英語という新しい表現を加え、
それを選択して使う練習をするのが、最も早く英語を話せるようになる方法です。

その練習に最も効果的な教材がスピークナチュラルです。
上記のような練習ができる、日本語 → 英語 のCDと、
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